「公益財団法人宮城厚生協会 坂総合病院」紹介ページ

HOSPITAL INFO ナース版

vol.166

公益財団法人宮城厚生協会 坂総合病院

URL
https://www.m-kousei.com/saka/
住所
〒985-8506
宮城県塩釜市錦町16-5
TEL
022-365-5175
  • 病院の特色
  • 看護部理念
  • 教育プログラム
  • 看護部長からのメッセージ
  • 先輩ナースによるリアルトーク

病院の特色

院長の挨拶

 坂総合病院は「わたしたちは患者さまの権利を尊重し、共感・協同・平等・安全の医療をめざします。」という理念を掲げています。
 医療が日々進歩する中で、安全で質の高い一人一人に最適な医療を提供するために努力を重ね、地域医療を支える人材育成に積極的に取り組んでいく所存です。病気による不安に加えて、経済格差が広がる中経済的な不安から必要な医療を受けられない方が増えています。これまで行ってきた差額ベッドなしや無料低額診療を継続するとともに、少しでも安心して医療が受けられるように一層取り組んでいきます。
 国の施策もあって地域における医療と介護のネットワーク作りが求められています。地域にある病院、診療所、介護施設、行政との連携をさらに深めて、住民の皆様が安心して暮らすことのできる町づくりにも積極的に関わっていきたいと考えています。
 この地域になくてはならない、地域の皆様から愛される病院になれるよう、職員一同努めてまいりますので、宜しくお願いいたします。

院長 内藤 孝

病院の理念

わたしたちは、患者さまの権利を尊重し、共感・協同・平等・安全の医療をめざします。

基本方針

  1. 地域医療支援病院として地域の医療機関や福祉・介護施設と連携し、医療・保健・福祉・介護のネットワークの中で基幹的役割を果します。(役割)
  2. 地域に根ざして患者さまの要求に応え、救急・急性期医療を中心とした病院を目指します。また、地域災害医療センターとしての役割を積極的に果たします。(役割)
  3. 患者さまとの信頼関係を基礎に、「共同の営み」を大切にし、医療事故を防止し、情報公開をすすめ、より良質かつ安全で安心の医療が提供できる病院を目指します。(安全・質・姿勢)
  4. 営利を目的とせず、運営への参加を自主的に行い、民主的な集団医療の実践をとおして科学性や倫理性を養い、人権感覚を身につけた職員の育成と臨床研修病院の役割を果たします。(立場・育成)
  5. 子どもから高齢者まで、人間らしく安心して住みつづけられるまちづくり、憲法と平和が守られる国づくりの運動をすすめます。(運動・構え)

坂総合病院

 1912年に私立塩釜病院として創設以来、100年余の歴史を持っている。1953年には全日本民主医療機関連合会の結成に参加した。日本の医療の変革にも旺盛に取り組んできて、塩釜市を中心とする二市三町(多賀城市、七ヶ浜、利府、松島)と仙台市東部地域を合わせて人口25万の地域を診療圏とする中核病院である。許可病床数は357床で、1日の患者数は外来830人、入院330人となっている。働くものの立場に立ち、憲法の社会保障権を実現すべく、医療実践を展開している。外来、入院医療はもとより、患者会活動、職域健診などの医療活動から心血管外科を含む総合的三次機能まで、地域医療の可能性を追求している。救急車搬入は年間約2500件にのぼり、全県的役割を担っている。地区開業医の70%から紹介があるなど、病診連帯を重視し、オープンカンファランス、医師会、歯科医師会、薬剤師、保健師、救急隊員の勉強会の講師活動を積極的に行っている。

看護部理念

教育プログラム

看護師教育の特徴

 各段階での育成面接を実施しながらキャリアアップを支援しています。ジェネラリストの育成としては1年目から3年目までの研修、4年目から15年目までの中堅研修、16年目以降のベテラン研修があります。3年目あたりからはリーダー業務の研修もありますね。また、地域や在宅の理解につなげるための患者訪問や、診療所研修、訪問看護研修が特徴的だと思います。

新人教育の特徴

 以前から新人教育は毎年改定し、より良いものにできるように改善しています。教育担当者のもとでプリセプター会議があり、プリセプターが新人につきます。また、プリセプターはチームリーダーと連携を取り、チームリーダーの上には師長がいます。そういった固定チーム全体で新人を育成しています。1年目研修では基本的な看護技術を習得し、民医連活動を理解してもらいます。4病院合同の集合研修と、職場内研修を組み合わせて育成しています。

認定看護師

 病院推薦で認定看護教育を支援し、研修費や生活費などを援助しています。現在、感染管理、緩和ケア、糖尿病看護、認知症看護、皮膚排泄ケアの分野で認定看護師が在籍し、病棟や外来でケアの質が高まるように各分野で活動中です。

坂総合病院に入職を決めた理由

 地元の病院ですので、小さい頃から病気や怪我のときにはなにかとお世話になっていました。大学では県外に出て、実習や受診でほかの病院にも行ったのですが、就職にあたっては子どものときから知っていて、地域の人の健康を守る医療を行っている当院で働きたいと思い就職しました。

現在の仕事内容

 副看護部長ですので、看護部長の補助的な役割があります。大きな仕事としては教育ですね。看護師全体の教育もありますが、私は新人教育の責任者を務めています。また、記録やクリニカルパスなどの委員会にも所属し、看護部や病院の管理に関わっています。

仕事の遣り甲斐

 今は看護管理が中心なのですが、本来は直接、患者さんと関わって、治療や看護をする仕事なので、病気や怪我で大変な患者さんを回復に導いたり、治療をスムーズに行うための支援ができると遣り甲斐を感じます。思うようにいかないこともありますし、患者さんの思いに対して、困難なこともありますが、病気だけではなく、その患者さん全体を看ていく過程に遣り甲斐がありますね。

坂総合病院の雰囲気

 アットホームな病院ですよ。多職種が交わりながら、職種の垣根を越えてコミュニケーションを取っています。急性期病院ですから、業務は忙しいですし、緊張感もありますが、皆で意見を出し合って、いろいろなことを解決しています。

勉強になっていること

 看護師になって20年ですので、勉強になることも変わってきました。若い頃は新しい疾患の治療、ケア、病態生理を学び、看護の深さを知るといった、直接看護での学びが多く、そこに楽しさを感じていました。化学療法を行う病棟にいたときは学習の機会が豊富で、医師からも教わりましたし、外部の勉強会にも随分、参加しました。
 その後、主任、師長、副看護部長になっていくにつれて、看護部や病院全体を見ながら、どうしたらいいケアや治療を地域の方に提供することができるかを考えるようになってきました。今は組織作りの必要性も分かってきましたし、難しさもありますが、勉強になっています。

嬉しかったこと

 私たちが行ったケアで、患者さんがいい方向に向かっていると感じたときが嬉しいです。呼吸器科にいたときは入退院を繰り返す患者さんが少なくなく、どうしてもレベルが下がっていくのですが、その人らしく過ごせるように色々と考えていました。その中で、患者さんと信頼関係を築いてきたと思います。亡くなる方も多いですが、患者さんのご家族から「ありがとうね」と言っていただけると、嬉しいですね。

辛かったこと

 忙しさの中で、患者さんにゆっくり関われないと辛いです。業務の多さ自体がどうにかならなかったのかと思いますね。化学療法をしている患者さんとの関わりで辛かったこともあります。骨髄抑制が強く出て面会制限で半隔離状態になることをご家族が理解できず、私がその必要性を強く言ってしまったことがありました。ご家族との関係を損ねてしまったんですね。患者さんから指摘を受けて、こちらの押しつけだけではうまくいかないのだと反省しました。

教育にあたって心がけていること

 当院は急性期機能を強化しており、今が移行期です。それに戸惑っている看護師もいますが、皆で地域での役割を果たせるように頑張っていきたいです。当院は地域の方から「坂さん」と呼ばれているのですが、「いざというときは坂さんだ」と言っていただけるように、また、私たち自身もこの病院で働けて良かったと思えるようにするためにはどのような教育をすべきなのかを考えていくつもりです。

坂総合病院に入職を考えている方へのメッセージ

 地域の方の健康を守れる病院として、改善を進めています。その中で教育に力を入れていく方針です。立場の弱い人、命や平和を大切に思っていける仲間を増やしていきたいと思います。一緒に働きましょう。

看護部長からのメッセージ

看護師を目指したきっかけ

 大学受験のときはシステムエンジニアになるための大学にも受かっていたのですが、システムエンジニアの仕事は一生、続けることはできないのではないかと思ったんです。姉が看護師なのですが、姉から直接、勧められたわけでもなく、男性の私にできる仕事なのかという心配もありましたが、人と違う仕事をしてみたいと考えて、看護師を目指しました。人と関わる仕事はベルトコンベアを相手にする仕事とは違います。毎日、色々なことが起きそうですし、一生、続けられそうな期待感がありましたね。

看護師を続けてきた理由

 当時の男性看護師の中には別の仕事に変わった人もいました。私も50歳まで続けられるのかと不安だったのですが、3年目になった頃に転機がありました。亡くなった患者さんの奥様から「夫はあなたのことが大好きで、息子のように思っていたのよ」と泣かれたんです。その言葉をお聞きし、「この仕事はすごいな。一生、続けていきたい」と思いましたね。

自身の看護観

 患者さんに誠意をもって対応すること、患者さんの人生を尊重した看護を提供することです。患者さんの目線で話をよく聞きます。そして、痛いところなどに必ず手を当てて、患者さんに触れて、看ます。また、患者さんにとっての入院生活とは長い人生の中のほんの一瞬の大事件なのです。患者さんの人生を尊重したうえで、そのイベントに関わっていることを意識して看護することを心がけています。

坂総合病院の特徴

 民医連に加盟しており、お金や宗教などで患者さんを差別しない、「無差別・平等」の理念のある病院です。差額ベッド代をとらず、重症度別に個室を使っていただいています。法人としての特徴は慢性期から急性期、訪問看護ステーションまで、キャリアステージに合わせた看護が選択できることです。
 法人内での研修も充実しています。診療所やケアステーションなど、地域の看護の視点での研修や他職種との合同研修が組まれているのが大きな特徴です。ほかの病院にはない研修システムですね。研修は全て勤務時間内です。また、認定看護師のための研修にかかる費用の全額支援も行っています。

准看護師

 准看護師には通信教育で正看護師を目指すことを勧めています。当院の准看護師は一生懸命に仕事をしている人が多いです。スキルアップのための研修は正看護師と区別せず、看護師という括りで行っています。准看護師のいいところは経験に即しているところです。若いスタッフや師長は助けられていますし、病棟も救われていますね。現場ではベテランとしての役割を果たしてくれています。

福利厚生

 一般的な福利厚生は整っています。院内保育所もありますよ。7日間のリフレッシュ休暇もあります。病院によっては取得できる期間が夏や春などと決まっているところがあるそうですが、当院は1年を通して可能です。1日単位で、自分の予定に合わせていつでも取得できます。また、共済として、職員本人の医療費の全額助成があります。当院のみならず、ほかの病院にかかっても全額を病院が負担します。

ともに働きたい看護師の人物像

 学校の成績は優秀に越したことはありませんが、私が重視しているのは実習の成績です。そして、友人が多い人がいいですね。友人が多いということはそれだけ豊富なコミュニケーションを取ってきたということだと思います。それから、前向きな人です。看護師の仕事は精神的にも辛い仕事なので、「自分なら、どうするかな」という視点で前向きに捉えることができる人に来ていただければと思います。

看護師として働く方へのメッセージ

 私たちの病院では全ての人がその人らしく、尊厳をもって生きられるように、専門的な知識と経験を提供しています。地域の方々と一緒に育ち合いながら、看護の質やモチベーションを上げる研修を企画するなど、看護師や助産師の育成に力を入れています。これから地域包括ケアが進みます。そういった時代の中での看護を一緒に考えつくっていきましょう。

先輩ナースによるリアルトーク

坂総合病院に入職を決めた理由をお聞かせください。

ホームページを見て、病院見学に参加したんです。各病棟を見学したときに、どの病棟の看護師も元気ではつらつとしており、私が目指している看護師像と同じ看護師が多いと感じました。勤務している看護師に話を聞いても、「楽しいよ」と言っている人ばかりだったので、働きやすい環境なんだと思い、入職を決めました。

現在のお仕事の内容を教えてください。

8階病棟で働いています。8階病棟は循環器の病棟です。朝はおむつ交換や全身の清拭から始まり、バイタルの測定があります。その後は注射や点滴です。循環器の患者さんには利尿剤の注射をする機会が多いですね。心臓カテーテル検査の術前、術後の看護や末梢血管治療の術前、術後の看護もあります。また、入院の受け入れのほか、他病棟で心不全になった患者さんの転入の引き取りも行っています。

お仕事のどんなところに遣り甲斐を感じますか。

私は桃子なので、患者さんやご家族から桃ちゃんと呼ばれています(笑)。「桃ちゃんになら、頼める」と言っていただけたり、「ありがとう」と言われると嬉しいです。信頼関係を築けたなと実感できますね。学生時代に「『ありがとう』と言ってもらうことを望まないでください」と言われたことがありますが、患者さんからの感謝の言葉はやはり励みになります。また、今までできなかった注射や点滴が一発でできるようになったら、遣り甲斐を感じます(笑)。一人でできることを増やしていきたいです。

8階病棟の雰囲気はいかがですか。

とても楽しい雰囲気で働かせてもらっています。まだ心電図も読めないし、患者さんのアセスメントも自信がないのですが、先輩に相談しやすい環境なので、積極的に質問しています。先輩は「どう思う」と、私が考える時間をくださるし、考えた結果に対して、いつも適切な答えをくださいます。医師も病棟にいる時間が長く、色々なことを教えてくださるので、学びが多い病棟です。看護師同士はもちろん、医師やリハビリスタッフともコミュニケーションが取りやすいですよ。

坂総合病院に入職したとき、どういう研修があったのですか。

民医連の歴史や坂総合病院が地域とどう関わっているのかといったことや、医師への報告の仕方などを習いました。それから輸血のときにチェックすることなど、患者さんへの手順も研修しました。また、吸引や点滴などの看護技術、心臓マッサージの練習といった、急変時の対応についても学びました。

坂総合病院での勤務で、どんなことが勉強になっていますか。

毎日の勤務で先輩の動きや患者さんへの対応といった、全てが勉強になっています。私は動線が定まらず、ナースステーションに戻ることもあるのですが、先輩は動線が決まっているんです。心電図などの自分に足りないところや正しいアセスメントは先輩が指導してくれるので、今後に活かしていきたいです。病棟の医師が週に2回、心電図についての勉強会を開いてくださっています。心電図は奥が深く、難しいですね。入職して間もなく1年ですが、分からないことがまだ多いです。

仕事をしていて、嬉しかったことはどんなことですか。

患者さんに「ありがとう」と言われたときです。新人で、バイタル測定しかできず、患者さんとお話をしただけなのに、笑顔で「ありがとう」と言われ、とても嬉しかったですね。色々なことができるようにならなければと思いました。

逆に辛かったことはどんなことでしょう。

看護師は患者さんが治る方向に向かってケアしていますが、患者さんが亡くなると、やはり辛いです。それまで一生懸命に看護してきた分、辛さもありますし、ご家族と一緒に泣いたこともありました。看護師はほかの仕事に比べると、人の死に接することが多いですし、責任感のある仕事をしていきたいと思っています。

福利厚生などはいかがですか。

女性には生理休暇が必ずつきますし、希望休も取りやすいです。年間7日間、取得できるリフレッシュ休暇もあります。夏休みは東京に就職した友達と同窓会のように集まり、皆で旅行に行くことができました。夜勤ができるようになって、初めの頃よりもお給料が上がったことも嬉しいです(笑)。

将来の目標をお聞かせください。

今の状況で精一杯なのですが、元気ではつらつといった、理想の看護師像に向かって頑張りたいです。急変が多い病棟なので、急変時の対応もできるように勉強します。ベテランになっても初心を忘れず、患者さんに元気を与えられる看護師になりたいと思っています。

坂総合病院に入職を考えている看護師さんや看護学生にメッセージをお願いします。

私は県外から就職したので、不安もありましたが、医師や先輩看護師がとてもフレンドリーで、様々なことを教えていただきました。学びの多い、明るい病院です。仕事をしやすい環境が整っているので、一緒に頑張りましょう。

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