「医療法人財団 明理会 埼玉セントラル病院」紹介ページ

HOSPITAL INFO ナース版

vol.114

医療法人財団 明理会 埼玉セントラル病院

URL
http://www.ims.gr.jp/saitama_central/
住所
〒354-0045
埼玉県入間郡三芳町上富2177
TEL
049-259-0161
  • 病院の特色
  • 看護部理念
  • 教育プログラム
  • 看護責任者からのメッセージ
  • 先輩ナースによるリアルトーク

病院の特色

看護部理念

看護部理念

患者さまが安心できる患者さま中心の看護・介護の提供

看護部基本方針

  1. 患者さまに真心を込めて地域住民に信頼される質の高い看護を目指す
  2. 安全・安楽・安心の確保をするために常に業務改善を図り、職場環境を整える
  3. 充実した教育内容で個々のやる気を引き出し、人材育成に努める

教育プログラム

看護師教育の特徴

 当院の看護部の特徴として、ママさん看護師が多いことが挙げられますので、勤務時間内に教育するようにしています。しかし、お昼の休憩の前後の時間だけとなりますと、どうしても集合教育に限界が出ます。今年から集合教育を最小限にし、病棟ごとに振り分けたうえでのOJTを行うことにしました。
 私が管理している4階療養病棟は医療依存度が高い患者さんが多く、酸素療法や人工呼吸器など、なかなか他の病棟では経験できない医療を行っています。こういったケアに関しても、患者さんを前にして教えています。教える側も勉強しないといけませんし、イメージ化が難しいですね。しかし、人工呼吸器を見たことがないスタッフもいますから、ベッドの空きがあれば積極的にトレーニングします。「3分で救命」という課題を出すと、慌てる癖が見えてくるんです。そこで、「こんな癖があるから、こう治そう」と言いますね。そのため、患者さんが落ち着いているときも緊張感を持てるようになります。

新人教育の特徴

 IMSグループでのアイナースプログラムをもとにした教育を行っています。しかし、当院は「新人」と言いましても、その枠が複雑なんです。全くの新人でも正看護師と准看護師がいますし、准看護師を経て正看護師になったばかりのスタッフもいますし、NPOから来ている外国人もいます。今年は中国人が3人と韓国人が1人ですが、外国人は別枠でフォローしています。
 プリセプターもつけていますが、アカデミックハラスメントを防ぐために、准看護師には准看護師のプリセプターをつけていますし、新人であっても年齢を重ねている人には年下のプリセプターをつけないようにするなど、キャリアや年齢的なバランスを取っています。

勉強会

 教育委員会とリンクした形での勉強会を行っています。内容は新規の事業や、これから特化していくことについてですね。具体的には緩和ケアや内視鏡などです。あくまでも業務内での開催ですから、必要性の感じられるスタッフにはこちらから声をかけて、参加を促しています。

復職支援

 面接の際にはスキルが分かりませんので、現場に入っていただいたあとで、必要な部分をフォローしています。現場からこちらに打診がなければ、病棟でのOJTで十分です。復職した看護師を教える人材としては、復職した看護師がベストなんです。子育てをしながらの復職など、同じような立場から「こんなところに困ったよ」というアドバイスができるのが強みですね。復職の看護師同士が一緒に考える機会を持つことを大事にしています。

教育に当たって心がけていること

 新人にせよ、中途採用にせよ、ベテランにせよ、看護師にとって勉強は大切なものですが、「させられている」感だけがあるのは良くありません。覚えているかどうかということを楽しめるようであってほしいです。診療報酬の改定一つにしても、改定の内容のみを伝えるのではなく、「だからこそ、こういう病院が求められているんだよ」ということまで伝えるようにしています。教育はまずは患者さんのためにあるものですが、そのあとで地域のためや国のためになっていくものだと思っています。

教育部門での新展開

 日本慢性期医療協会が慢性期ICUという研修を横浜で行っていたのですが、今までのエビデンスが覆されるかのような衝撃を受けるんです(笑)。多重課題の解決や医療依存度が高い患者さんについて、クレームへの対応についてなど、シミュレーターを使って勉強します。残念ながら今年で終わってしまったので、同じような研修が当院でもできるように準備しています。まず、管理用の部屋をシミュレータールームにするべく、薬剤を集めたりしています。このシミュレータールームで急変時の対応などをトレーニングさせたいですね。近隣の医療機関とも協力して行う予定です。
 義務年限を終えて急性期病院に移るスタッフもいるのですが、私は悔しいんです(笑)。当院の中でしっかり教育できる体制を作りたいですね。地域包括ケア、在宅医療、緩和ケア、看取りなどを幅広く学べる病院にしていくつもりで、院長をはじめ、医師とも話し合っています。

看護責任者からのメッセージ

看護師を目指したきっかけ

 小さい頃からの憧れの職業でした。白い紙でナースキャップを作り、遊んでました。小学生の時は率先して保健係を担当しました。高校生のとき、友人が白血病になり、お見舞いに行ったのですが、看護師の仕事ぶりを見て、憧れから目指す道へと変わりました。

看護師を続けてきた理由

 これといった理由はないんです。ただただ患者さんと向き合い、看護をすることが好きだったんです。気がついたら、32年間のうち、2人の育児休暇の2年間を休んだだけでした。でも、その2年の間も自分が看護師として取り残されるのではないかと不安で、早く復帰したかったことを覚えています。

埼玉セントラル病院の特徴

 認知症治療病棟、精神療養病棟、医療型療養病棟、特殊疾患病棟、回復期リハビリテーション病棟を有する450床の慢性期病院です。患者さんの平均年齢は78.8歳、平均在院日数は334日となっています。
 主な看護業務は、その人らしい生活が送れるように療養上の生活の環境を整えること、維持期の患者さんの異常の早期発見と合併症予防、生活指導です。

福利厚生

 医療費減免制度、保険の団体割引、社会保険、雇用保険、労働保険、育児休暇、介護休暇、出産休暇、特別休暇、マジックキングダムメンバーシップカードなどのほか、住宅補助として職員寮があります。24時間の施設内保育室も完備していますし、職員駐車場は無料です。お弁当の割引となる食事補助、コーヒーやお茶などのユニマットもあります。また、2015年1月5日からは職員送迎バスも始まります。

今後の展開

 2013年から訪問看護、訪問リハビリ、人工透析患者さんの受け入れ、内視鏡検査、PEG増設などを開始したことにより、幅広い分野の専門知識が必要となりました。それに対応すべく、今年度の教育研修が企画されています。
 当院を必要とする患者さんがいる限り、どんな疾患でも、どんな症状でも受け入れられるスキルの高い看護師が求められます。患者さんが安心して穏やかに療養生活を送られるとともに、自宅復帰への支援も行っていきます。

ともに働きたい看護師の人物像

 患者さんとじっくりと向き合い、寝たきりになっても、その人らしさや生きる力を引き出せる看護の力を思う存分、発揮したい方ですね。また、言葉がなくても、目と手で看ることができる方、とにかく看護師として働くことが好きな方にいらしていただきたいです。

看護師として働く方へのメッセージ

 新人看護師から結婚、出産、育児、そして専門看護師としてのキャリア形成ができ、この病院で働くことにより、人生の経験とともに自己の成長に繋げていけるような職場でありたいと思います。その患者さんにとって良いと思われる、「最大で」、「自分にしかできない」、「こだわりのある看護」をしたい方をお待ちしています。

先輩ナースによるリアルトーク

埼玉セントラル病院に入職を決めた理由をお聞かせください。

堀之内:当時、娘が5歳になったばかりでしたので、自分のライフスタイルに合った病院をインターネットで探していました。埼玉セントラル病院は日勤帯のみの勤務を選べましたし、自宅から車で15分ほどの距離ということもあって、見学に行ってみようと思いました。

見学にいらしたときの印象はいかがでしたか。

堀之内:愛知では小さいクリニックや老人ホームで働いていましたので、当院の第一印象は「大きいな」ということでした(笑)。驚いたのは職員の挨拶です。大学病院では職員同士がすれ違いざまに挨拶を交わすということはほとんどなかったのですが、当院では「おはようございます」、「こんにちは」、「お疲れ様です」といった挨拶が飛び交っており、とてもいい気持ちになりました。

埼玉セントラル病院でのお仕事はイメージ通りですか。

堀之内:想像していたイメージ自体がないんですよ(笑)。私は偏見を持ちたくなかったので、何も情報を得ないままで勤務を開始したんです。でも、4階病棟の皆さんが温かく受け入れてくださって、仕事にも違和感なく入れました。

現在のお仕事の内容を教えてください。

堀之内:4階療養病棟に勤務しています。勤務時間は朝9時から午後4時までで、受け持ちの日とフリーの日があります。受け持ちの日の月曜日は土曜日、日曜日の情報収集から仕事が始まります。夜勤の看護師からの申し送りを聞き、患者さんのベッドサイドで観察を兼ねてバイタルを測ります。そして、患者さんのうちのおよそ半分が経管栄養の方なので、チューブを繋いだりします。お昼近くになりましたら、食事を摂られる患者さんのところで食事や内服の準備をします。
 昼休みを経て、午後からは患者さんのベッドサイドを回って吸引をしたり、看護記録を書いたりしています。午後2時に介護スタッフと合同のミーティングがあり、3時は検温です。その後、残っている処置をしたり、看護記録を書いて退勤しています。

お仕事のどんなところに遣り甲斐を感じますか。

堀之内:師長と向いている方向が似ているんです。療養病棟ですから退院しない患者さんもいらっしゃいますが、基本的には退院に向けたケアを行っています。そこでの考え方が上司と似ていますと、看護をしていて楽しいですね。楽しくなかったら、続けていないと思います。

病棟の雰囲気はいかがですか。

堀之内:皆が明るくて、話が弾む病棟ですが、仕事には緊張感を持って取り組んでいます。ミーティングも毎日、開催していますし、メリハリがありますね。新卒のスタッフから私のようなママさん看護師まで、幅広い年齢層の病棟です。ママさん看護師同士は家庭でのことを話したりするからか、働いている雰囲気が似てきます(笑)。飲み会の機会も多いですよ。

埼玉セントラル病院に入職したとき、どういう研修があったのですか。

堀之内:私の場合は特にありませんでした。ただ、4階療養病棟は患者さんの重症度が高く、高度医療を行っていますので、高い看護技術を要求されます。そのため、ほかの病棟の看護師や介護スタッフに教える機会も多いので、私も勉強を続けています。

4階療養病棟では、どういう新人教育を行うのですか。

堀之内:院内での研修を終えたら、それを基本にしたうえで病棟での研修を行って、体験してもらっています。4階療養病棟ではプリセプターをつけています。ラダーをもとに、3カ月ごとにチェックを行っています。

埼玉セントラル病院での勤務で、どんなことが勉強になっていますか。

堀之内:技術面では人工呼吸器などの高度医療ですね。機械が変わることもありますし、勉強していなければ、日々の業務が進みませんので、常に勉強しています。また、患者さんから教えていただくことも豊富にあります。お話ができる患者さんは半分ぐらいですが、お話ができなくても、それぞれの反応が返ってくるのを見るのも勉強です。

福利厚生などはいかがですか。

堀之内:私は外部の保育園を利用していますが、院内保育所を利用しているスタッフは多いですね。休み希望も言いやすいですし、娘が発熱したときなど、突発的な休み希望にも対応してくださっています。また、交流会みたいな飲み会もありますし、研修の一環でのハワイ旅行などもありますよ。

将来の目標をお聞かせください。

堀之内:以前から認定看護師を取得するのが目標でした。子育てが一段落したら、チャレンジするつもりです。最初に入職した大学病院で腎臓内科や内分泌・代謝科などの内科の総合分野にいたので、糖尿病や人工透析に興味を持っています。そういった分野での認定看護師を目指したいですね。

埼玉セントラル病院に入職を考えている看護師さんや看護学生にメッセージをお願いします。

堀之内:まずは病棟を見ていただきたいです。私のいる病棟は看護師にも、介護スタッフにも笑顔が溢れているんですよ。勉強することは多いですが、自分の身になることですし、遣り甲斐のある楽しい職場です。

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