「南東北グループ 医療法人社団三成会 新百合ヶ丘総合病院」紹介ページ

HOSPITAL INFO ナース版

vol.76

南東北グループ 医療法人社団三成会 新百合ヶ丘総合病院

URL
http://www.migitahosp.or.jp/
住所
〒215-0026
神奈川県川崎市麻生区古沢都古255
TEL
044-322-0253(直通)<br />担当:人財開発部
  • 病院の特色
  • 看護部理念
  • 教育プログラム
  • 看護部長からのメッセージ
  • 職場訪問
  • 先輩ナースによるリアルトーク

病院の特色

理事長の挨拶

 南東北グループでは、グループ創設以来、最先端の医療機器や技術の導入と知識の習得に努めてまいりました。しかし、同時に最高の医療、福祉サービスの本質が「人間愛」にあることを忘れたことはなく、それは「すべては患者さんのために」という南東北グループ法人共通の理念に凝縮されています。
 新百合ヶ丘総合病院の新設においても、この理念のもとに、救急医療とがん、脳疾患、心臓病を中心とした高度先進医療の提供、また、地域の皆様のご要望に応えるべく産婦人科、小児科を含む、高度急性期医療を充実させてまいります。
 千代田区大手町の東京クリニック、郡山市の総合南東北病院、南東北がん陽子線治療センターと緊密に連携し、最高水準の医療サービスの提供に努めてまいります。皆様のご支援、御鞭撻のほど、心よりお願い申し上げます。

南東北グループ 総長
                       医療法人社団三成会理事長 渡邉 一夫

新百合ヶ丘総合病院の理念

すべては患者さんのために
私たち医療人は技術と高度の医療機器にのみ頼りすぎては、患者さんの満足は得られません。
医師をはじめ医療人に求められるのは「仁術」「心」なのだと考えています。

病院の理念

最高の医療技術と最高の医療サービスを提供すること
全世界から患者さんが来る医療のStatusをつくること
世界的な研究所にすること
職員全員が常に青春を失わない「信念」と「自信」と「希望」が持てる企業体にすること

基本方針

患者さんに公正な医療を提供いたします。
医師による説明と患者さんの選択に基づく医療を進めます。
患者さんのプライバシーを尊重します。
診療情報を患者さん自身にお伝えします。
よりよい医療が行われるよう研修・研鑽いたします。
患者さんの人生が最後まで豊かであるようにその意思を尊重します。

新百合ヶ丘総合病院

 川崎市北部は病床が不足しており、川崎市では産婦人科、小児科を含む地域医療の充実と救急医療体制づくりに寄与することなどを目的とした病院設立の公募を行った。そこで選定されたのが南東北グループの一つである医療法人社団三成会であり、2012年8月に新百合ヶ丘総合病院が開設された。「すべては患者さんのために」という南東北グループの理念のもとに、最新の医療機器を揃え、スタートした。小田急小田原線、多摩線の新百合ケ丘駅からバスで10分程の4万ヘクタールを超える敷地に30診療科目、377床を完備し、住民の期待に応えている。

看護部理念

看護部の理念

病院の理念に基づき、急性期病院として医療を必要とする人々の 健康維持と増進のため安全で質の高い看護を提供する

看護目標

  1. 患者の立場を尊重した環境作りと、生活の質向上を目指した看護サービスが提供できる。
  2. 専門職業人として、自己研鑽でき、キャリアアップを図ることができる。
  3. 医療安全に配慮し、安全で安心できる療養環境を提供できる。
  4. チーム医療の連携を図り、看護師としての役割を推進できる。

教育プログラム

看護師教育の特徴

 開院したばかりですので、業務やシステムを作っている状況です。開院当初はそれぞれのレベルが履歴でしか分からなかったので、技術チェックテストを行ったうえで、ステップごとのラダーで教育しています。ラダーには看護実践能力のみならず、挨拶や勤務態度といった人間関係能力、教育研究能力、リーダーシップ能力も含まれています。ステップ1であっても、臨床において研究の視点を持つことや学生が実習に来たときの指導能力などが求められます。また、ステップごとにリスクマネジメントなども学びます。

新人教育の特徴

 プリセプター制度によるマンツーマン教育を行っています。集団による技術の指導のほか、現場での教育が中心ですね。また、新人は毎月、集合研修を受けています。

院内研修

 集中ケア、がん化学療法、摂食嚥下といった分野の認定看護師がいますし、私もリウマチケア看護師資格を持っています。専門分野に特価した人に講義を依頼し、院内講習を積極的に行っています。今年度は、そういった認定を受けていなくても、得意な分野を教えてほしいと伝えたので、こちらからスタッフを指名し、講師体験をしてもらうこともありますね。
 また、産婦人科では新生児救急蘇生法、救急科ではBLSやACLSなどの講習を受けるなど、それぞれが業務に必要な資格取得に励んでいます。

院外研修

 今は院内研修がメインですが、今後は看護協会主催の研修などの外部研修にも参加してほしいと思っています。私の持論ですが、上からの強制ではなく、自主性を重んじた、自己啓発にもとづく研修参加が一番だと思っています。それぞれの看護師がこんな看護師になりたいという展望のもとで成長できるようなキャリアディベロップメントを支援したいです。

復職支援

 現在は新しい病棟が次々に立ち上がっている状況ですので、皆が復職支援の状態とも言えるかもしれません(笑)。長いブランクがある看護師の復職に関しては、スタッフがそれぞれの病棟で教えています。先日、「電子カルテが苦手だ」という看護師が私のところに相談に来ました。私は「電子カルテだけが仕事ではないし、電子カルテができても、良い看護を行えていなければ意味がない。ただ、病棟看護師として夜勤に入るにあたっては電子カルテは必須だし、様子を見ながら少しずつ覚えていこう」とアドバイスを送りました。

教育にあたって心がけていること

 自己啓発に基づいた将来像や展望、キャリアディベロップメントの開発を大切に考えています。スタッフに「ダメ」と言うことは避け、到達度を見ながら、できたことを評価し、自己効力感を高めていくことを心がけています。看護には多彩な分野がありますので、「この人にはこういう分野が向いている」など、それぞれの能力や適性を見極めたうえで、適切なアドバイスを行えたらと思っています。

教育部門での新展開

 歴史のある病院は土台がありますが、当院は委員会などの組織編成から作ってきました。したがって、型にはまらず、独創性のある新しい病院の基盤作りができる可能性があります。今後は看護のレベルを一定に保ちつつ、自主性をベースに、意欲的に学習できるような体制を作っていきたいです。そして、看護師が自分の好きな分野に進んでいけるような支援をしたいですね。私一人のアイディアだけではなく、スタッフ皆が色々な意見を出し合って、より独創的な教育体制を作り上げていきたいです。

看護部長からのメッセージ

看護師を目指したきっかけ

 父は警察官で、母は助産師という家庭に育ちました。両親が人の役に立っている仕事に就いていますので、私もそんな仕事に就きたいと思い、看護師を選びました。両親から勧められたわけではなく、むしろ「苦労するから、看護師にはなるな」という感じでしたよ(笑)。でも、人の役に立ちたいという私の気持ちを応援してくれていました。

看護師を続けてきた理由

 人が好きで、看護が好きであることがまず挙げられますね。そして、家庭を持ち、子どももいますが、母親として、人として働いている姿を子どもに見せたいと思っていたことも大きいです。私自身も両親が働く姿を見てきましたし、今は娘も子育てをしながら、仕事をしています。

自身の看護観

 急性期医療でも慢性期医療でも看護に対する考えは同じです。どんなに忙しくても、一瞬でもいいから、患者さんに真剣に向き合う気持ちを大切にしたいですね。そして、そこで気付いたことを患者さんのケアに活かしていきたいです。そのためにも、医学や看護学に裏付けされた知識を持つことが大事です。知識を持ったうえで、患者さんに真剣に向き合えば、患者さんの満足に繋がりますし、看護師自身の満足にも繋がると信じています。

新百合ヶ丘総合病院の特徴

 当院は川崎市から急性期医療、救急医療、最先端医療、母子医療といった点で依頼を受けて誕生した病院です。これらを充実させ、強みを活かしながら、地域の信頼を得られる病院にしていきたいと考えています。
 オープン間もない病院ですが、看護師が学べる環境が整っています。理事長、院長も人材育成に力を入れていますし、院外での研修や奨学金制度など、教育体制は充実しています。
 これも、南東北グループの特徴ですが、第三者評価でも、チーム医療を高く評価されています。他職種の間で垣根のない連携が保たれているんですね。
 また、グループ内に多くの医療施設があり、情報交換がよく行われています。結婚やご主人の転勤、ご実家の都合などで転居しなくてはいけない場合もグループ内のほかの医療施設に転勤できる制度もありますし、人事交流が活発です。

福利厚生

 24時間の保育所を完備しているほか、新卒者向けの寮もあります。寮に関しては、さらに増やしていく予定です。当院ではスポーツを奨励しており、ラグビー部、サッカー部、テニス部などが活動しています。そういった部活動にも病院からの補助があります。南東北グループの本院にはグラウンドもあり、運動会や球技大会を行っています。職員が親睦を深める機会にもなっていますね。

今後の展開

 人づくりと患者さん満足への体制構築が現在の課題です。お互いをいたわり合える環境の中で仕事ができれば、患者さん満足になり、職員の満足度も向上しますので、働きやすい環境整備に努めていきます。また、ISO9001や14001といった第三者評価を受け、医療の質も向上させたいですね。
 当院の看護師は色々な病院から集まってきています。それぞれが持っているカを結集して、「新百合」の力ができていくことが理想ですし、さらに病棟ごとのカラーもできていけば、皆がさらに生き生きと働ける病院になると期待しています。

ともに働きたい看護師の人物像

 人が好きであること、学ぶ姿勢を忘れないことですね。「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、自分だけでなく、周りの森を見てほしいです。周りを見ながら、自分が何をすべきかを考えることができる看護師と一緒に働きたいですね。

看護師として働く方へのメッセージ

 当院はオープンしたばかりですから、ハード面はとても素敵ですし、スタッフが働きやすいような動線もきちんと整えられています。ソフト面に関してはこれからです。研修も充実させるなど、人材育成に力を入れます。皆さんと一緒に、お互いがレベルアップを図りながら頑張っていきたいです。
 人が好き、看護が好きであり、人に対するいたわりの気持ちを持って、患者さんを好きになってほしいと願っています。

職場訪問

施設案内

先輩ナースによるリアルトーク

新百合ヶ丘総合病院に入職を決めた理由をお聞かせください。

 認知症ケアをしたくて、老人健康施設や有料老人ホームで働いていたのですが、施設は医師が常駐していませんので、看護師には臨床経験が必要だと痛感していました。そこで、臨床経験を積めるところで働きたいと考えていたところ、新百合ヶ丘総合病院が開設されると聞き、自宅からも近いので、ここで働きたいと思いました。

現在のお仕事の内容を教えてください。

5月から6病棟がオープンするので異動しますが、今は1病棟にいます。1病棟は循環器内科や心臓血管外科がメインで、呼吸器内科外科の患者さんもいらっしゃいます。私はリーダー業務も行っていますので、朝は夜勤者からの申し送りを受けたり、情報収集をします。その間にメンバーは患者さんのところへ挨拶や環境整備に行き、9時にリーダーとして申し送りをします。午前中はケアやバイタル測定が中心です。午後は臨検や残りのケアをします。入院や緊急入院、カテーテル検査が多いので、忙しいです。

お仕事のどんなところに遣り甲斐を感じますか。

急性期病院に勤務するのは久しぶりで、医療が変わっていて驚きました。以前はカテーテル検査が終わったら、患者さんは寝て、回復を待っていたのですが、今は手首からのアプローチですので、安静時間が短くなっています。そういった医療の進歩に驚きながらも遣り甲斐を感じています。
 当院は新しい病院なので、看護師も色々なところから集まってきています。それぞれの病院での経験談を聞きながら、いい方向に業務改善をしていきたいですね。皆の意見を聞けるのは楽しいです。

病棟の雰囲気はいかがですか。

人間関係がいいので、忙しくても頑張れます。新人も多かったのですが、離職者は少ないですね。医師も気さくで、勉強会を頻繁に開いてくれています。勉強会は向上心に繋がりますし、皆で仲良く頑張れる職場なので、不満はないですね。

新百合ヶ丘総合病院に入職したとき、どういう研修があったのですか。

病院がオープンする前に、テルモ研修センターに行って、ポンプの使い方や模型を使った蘇生の研修などを受けました。南東北グループの認定看護師からの講習もありました。また、自主的に看護協会主催の講習に行ったりもしました。

1病棟では、どういう新人教育を行うのですか。

1病棟は今年、4人の新人を迎えました。2人は全くの新卒で、1人は循環器の経験者ですが、正看護師になったばかり。中央での研修ももちろんありますが、1病棟では2年目の看護師が講師になって、オリエンテーションをすることにしました。2年目の看護師は病院がオープンした8月に入ってきたので、十分に指導できなかったところがあり、知識の確認や振り返りのためにも講師を務めたことは意味があったと思います。内容は採血、点滴のルート、酸素療法、12誘導、内服管理、点滴管理、経管栄養、救急カートの取り扱いなどで、どれも循環器科に必要なものです。2年目の看護師がきちんと講師を務められるように、アドバイザーもつけました。
新人は病棟配属から1カ月は振り返りノートを使っています。その日にフォローについたスタッフやプリセプターがコメントを書き、振り返りに役立ててもらっています。

新百合ヶ丘総合病院での勤務で、どんなことが勉強になっていますか。

大学病院時代の1年目に循環器にいたのですが、今は全く変わっていますので、新しい技術や心電図などを勉強しています。また、リーダーの年代になっていますので、教育面も勉強になりますね。

福利厚生などはいかがですか。

休みは取りやすいですよ。病院開設から1年経っていないので、有休はこれからですが、リフレッシュ休暇は既にいただきました。私はプライベートも充実させたいんです(笑)。今はフラダンスが趣味で、趣味があるからこそ、仕事を頑張れるんだと思っています。

将来の目標をお聞かせください。

臨床の現場に長くいたいですね。これから新しい病棟に副主任として異動しますが、新しいことを学べるのは楽しみです。今後は人を増やして、楽しく、働きやすい病院になっていくよう、努力したいです。

新百合ヶ丘総合病院に入職を考えている看護師さんや看護学生にメッセージをお願いします。

当院は新しい病院ですので、皆が意見を出し合って、仕事をしやすい病院にしていこうとしています。日勤帯では非常勤看護師も活躍していて、私が夜勤に入るときも患者さんの状態についての申し送りをしてくれるなど、コミュニケーションが活発に行われています。
環境にも恵まれていますし、綺麗で働きやすい病院です。ワーク・ライフ・バランスを大切にしていて、皆で協力して、時間内に終わるようにしています。 アブレーションやサイバーナイフなどの高度先進医療を行っており、医師も経験豊富です。心臓リハビリが充実しているので離床が早く、急性期医療について勉強できることが多くあります。是非、見学にいらしてください。

ピックアップバナー
コンテンツ
  • 黒岩知事インタビュー
  • ホスピタルインフォ
  • ビギナース
  • Re:ナース40

Cafe de Nurseおすすめコンテンツ


ホスピタルインフォ

ナース漫画【ビギナース】

ナース漫画【N’Sマンガ】

ホスピタルインフォ