「医療法人社団 晋照会 井上記念病院」紹介ページ

HOSPITAL INFO ナース版

vol.90

医療法人社団 晋照会 井上記念病院

URL
http://www.inouemh.or.jp/
住所
〒260-0027
千葉県千葉市中央区新田町1-16
TEL
043-245-8800
  • 病院の特色
  • 看護部理念
  • 教育プログラム
  • 看護部長からのメッセージ
  • 先輩ナースによるリアルトーク

病院の特色

病院長の挨拶

井上記念病院は前身の井上診療所の開設以来90年を迎え、地域の皆様に信頼される医療を提供してきました。医療を取り巻く環境が大きく変化していく中で、「人に尽くし、研鑽を積み、信頼と喜びを明日へ」の理念のもと、患者さんの声に応え、快適な環境の中で安心して治療に専念していただけるよう、真心を込めた医療を心がけています。なお、2006年1月には財団法人日本医療機能評価機構の定める認定基準を達成し、認定証を取得いたしました。
また、健康管理センターは3階に独立した健診専用フロアにあり、人間ドックと健診を合わせ、年間約3万人の方々にご利用いただいております。2005年11月には人間ドック・健診施設機能評価の認定を受けています。
病院の理念に掲げたように、時代に即応した質の高い医療と健診をこれからも皆様に提供できるよう、職員一同努力を続けていきます。

病院長 吉田 秀夫

井上記念病院の理念

人に尽くし、研鑽を積み、信頼と喜びを明日へ

井上記念病院の基本方針

【都市型中規模病院として、予防医学から在宅医療まで】

  • 医の倫理に基づき、全ての患者様に誠意を持って、最善の医療を公平に行います。
  • 最新の医学知識と高度な医療技術の習得のため、日々の研修・研鑚に励み、質の高い医療を行います。
  • 安全管理を徹底し、皆様が安心できる医療を行います。
  • 地域医療機関・施設との連携を密にし、外来、入院、健康診断、在宅医療などで皆様のご期待に応える医療体制を整備いたします。
  • 生活習慣病の蔓延に対し、皆様に分かりやすい指導のできる予防医学を推進いたします。
  • 長期の治療・療養を必要とする患者様のため、療養病床の機能を充実し、お一人お一人を尊重し、ご家族のご希望を伺い、生活機能の改善に努めます。
  • 患者様の意思と権利を尊重し、医療内容の十分な説明と患者様の同意に基づいた医療を行います。
  • 医療人として、全職員が皆様の信頼をいただき、患者様共々喜びを分かち合えるように社会に奉仕してまいります。

井上記念病院

 政令指定都市である千葉市の中心に位置し、商業地域に程近い立地にある。都市型中規模病院として地域の医療機関と連携し、様々な角度から医療活動を行っている。二次救急指定病院であり、高レベルの専門外来診療、画像診断に定評がある。また、精度の高い健康診断と予防医学を推進し、年間に3万人もの健康診断実施の実績を挙げている。

井上記念病院 健康管理センター

 健康管理センターでは、豊富な経験を持つ医師が各種健康診断と人間ドックの問診、診断に当たっている。また、施設、スタッフ、運営などにもきめ細かな配慮を心がけている。永年の実績により、1979年に優良短期人間ドック施設及び、2005年に人間ドック・健診施設機能評価の認定を受けている。

看護部理念

看護部の理念

地域の中規模病院としての役割遂行に協力し、患者・家族のニードに応じた個別の看護を提供します。

看護部の基本方針

  • 看護チームの一員としての意識を持ち、明るい職場を作ります。
  • マニュアルを遵守し、安心して療養できる看護を行います。
  • 他職種との連携を図り、相互の信頼のもとに確かな看護を実施します。

教育プログラム

看護師教育の特徴

地域密着の中規模病院ならではの看護師教育を行っています。ここ数年は新人看護師の入職が少ないため、中途の看護師の教育に力を入れています。私自身も当院に入職したときは長いブランクがあったのですが、しっかりしたマニュアルとスタッフからの丁寧な指導で慣れていくことができました。

新人教育の特徴

看護協会の新人教育プログラムに則った形で、当院の新人教育プログラムを立てています。これまで受けてきた教育やどういう経験を積んできたかということはそれぞれが違いますので、チェックリストなどを使っています。プリセプターの方がプリセプティーよりも若い場合もありますので、入職者が不安にならずに自己学習ができるように、プログラムを1冊ずつ渡しています。教育委員が関わり、基準に準じて覚えて指導する道筋ができていますね。師長はプリセプターとプリセプティーの関係改善にも関わっていますし、プリセプターは毎日は一緒にいられませんから、そのほかのスタッフも新人教育を適宜、行っていますので、早く職場に慣れることができています。

研修会

 年間の教育計画の中で「看護師、看護補助者としての能力開発と人間性の成長を目指す」という目標に向かい、月に1回の教育委員会を開催しています。そこで、どんな勉強会をしていくのかなどを決めています。卒後1年目は研修に必ず参加できるようにしていますし、卒後2年目は院内外の研修に積極的に出席し、チェックリストを活用しています。また、各部署で職員のニーズに合わせて教育計画を立てる場合もあります。講師は当院の医師や院外の認定看護師など、様々ですね。

院外研修

 院内のみならず、院外研修にも参加してもらっています。出張扱いになり、交通費や受講料なども病院が負担しています。受講後は報告義務があります。

認定看護師

 当院にはまだ認定看護師がいませんので、これからの課題ですね。

復職支援

 4月の入職時に4日間をかけて、接遇や医療事故について学びます。点滴やパソコンでの看護記録なども1から10まで実習します。ブランクが長い看護師もいますので、復職支援は教育委員会が関わり、研修期間の長さですとか、一人で夜勤に入れるかどうかですとか、一人一人の力量を適切に見極めています。主任や師長、プリセプターも他施設の経験者が多いので、復職する看護師の気持ちが分かるんですね。先日も復職した看護師から「こんなによく教えてくれる病院は初めてです」と言われましたし、受け入れ体制はとても良いと思っています。

教育にあたって心がけていること

 知らないことを知らないままで済ませないように、プログラムを立てています。看護師の力量はそれぞれ違いますから、感染を防ぐための手洗いから教えることもあれば、疾患についての知識を伝えることもあります。レベルをどこに合わせるかが大変ですね。

教育部門での新展開

 看護部のみならず、病院全体での教育委員会を立ち上げたところです。病院全体で患者さんとどう関わっていくかを考え、学ぶ場を作っていきたいですね。これから増えてくる高齢者の認知症などの問題に、医師、看護師、リハビリスタッフ、栄養士など、職員全員で取り組んでいこうという狙いです。しかし、患者さんを24時間、看ているのは看護師なのです。看護師がより活躍できるような教育を行っていきます。

看護部長からのメッセージ

看護師を目指したきっかけ

 小学生の頃に父が病気で長期入院をしました。そのときに父の入院先の病院で、看護師さんたちの働く姿を見て、私も看護師になりたいと思うようになったのが大きなきっかけですね。

看護師を続けてきた理由

 辞めようと思ったことは何度かあります。結婚で千葉に移ることになったときもそうで、師長や部長に辞めたいと伝えたのです。そうしたら、部長から「千葉で住む家は決まっているの」と聞かれたんですね。私がまだ決まっていないと申しましたら、「千葉大学の近くにしなさい」と言われました(笑)。「仕事はいつでも辞められるんだから、違う場所で頑張ってみては」とも言われ、その場で千葉大学の看護部長に電話をしてくださったんです。当時は大学病院への入職は大変でしたが、ちょうど欠員があったようで、面接に伺ったんです。あの頃は看護部長の言うことは絶対でしたからね(笑)。その後、出産し子育てのときも、千葉に知り合いはいないですし、辞めたかったのですが、周囲が環境を作ってくださり、色々なことで支えていただいて、ここまで来ることができました。そして何よりやりがいのある看護の仕事が好きだったからだと思います。

自身の看護観

 大学病院であっても、民間病院であっても、高度先進医療であっても、療養型医療であっても、看護師は患者さんの日常生活を支える仕事であることに変わりはありません。「誠実で、優しい看護」を大事にしてきましたので、当院のスタッフにも言い続けています。また、よい信頼関係を作る為に、挨拶と笑顔を心がけています。

井上記念病院の特徴

 3年後に100周年を迎える病院です。100年続くというのは企業でも珍しいことだと思います。千葉大学が千葉医科大学だった大正5年9月に千葉医科大学の初代内科教授でいらした井上善治郎先生が井上診療所を開設されたのが始まりです。先人が積み上げてきた歴史のもとで「人に尽くし、研鑽を積み、信頼と喜びを明日へ」という基本理念があります。またロゴマークは「生」という字の語源となった大地から植物が芽生えようとする様子を表しています。「生きる」とは本人の主体的な営みであり、病院は生きようとする人を援助し、見守るところだとの姿勢の表れなんですね。長い歴史の中で続いてきた、いいところは継続し、新しい知識や技術を取り入れています。オーダリングシステムや電子カルテの導入も早かったんですよ。
 病院の組織がきちんとできあがっていますので、安心して働けるシステムがあります。毎年、病院長から事業計画が出され、各部門が具体的な計画を立てています。病院全体が目標達成に向けて動くために、院長ヒアリングの時間があるんですね。そこで各職場の師長が予算や物品購入などの要請を行い、看護部の目的の達成を目指しています。
 病院全体としてアメニティを充実させています。ホテルのような環境で、患者さんには療養を、スタッフには勤務をしてほしいと願っています。空調、明るさ、広さ、清掃の徹底にこだわり、病院独特の臭いがしない、清潔感のある病院です。

福利厚生

 創立記念日(9月15日)には、永年勤続表彰をしています。納涼会や忘年会などには、家族ぐるみで参加できる楽しいイベントもあります。年1~2回の健康診断は、当院の健康管理センターで無料で行っています。子育て中の看護師が多いので、短時間勤務のシステムのほか、院内保育所を完備しています。保育士も病院の職員ですので、「職員に子どもを見てもらえる」という安心感がありますね。緊急手術などのときにも対応してもらえます。
 JRや京成電鉄の千葉駅から徒歩6分という立地も良く、仕事と生活が両立しやすいです。夕方5時や5時半に仕事を終えたスタッフは食事やショッピングに出かけていますし、ディズニーランドや東京にもアクセス良好です。楽しんで仕事ができる環境で働けますので、長く勤務することが可能な病院です。

ともに働きたい看護師の人物像

 看護師の仕事が好きで、一生懸命、働く方がいいですね。人や環境を変えることは難しいのですが、自分を変えることはできます。その際に必要なのは努力です。看護師は国家試験を通っているわけですから、最低限の知力を持っています。それ以上を得るためにはやはり努力なんですね。そして、知識とともに技術も必要です。知識と技術は両輪でないといけません。さらに、そこに心を込めること。この3つが揃って命に寄り添える仕事ができるのだと思います。そういった努力が精一杯できる人を望みます。

看護師として働く方へのメッセージ

 様々な看護師が患者さんから求められています。新人の若さやエネルギッシュさ、子育て中の看護師ならではの知識、ベテランの持つ知識や技術など、看護師はそのときどきの環境の中で、また、生きる過程の全てにおいて自分自身を最大限に活かせる大変やりがいのある仕事です。

先輩ナースによるリアルトーク

井上記念病院に入職を決めた理由をお聞かせください。

花子:下の子どもが高校に入ったのを機に、復職しました。3年前の夜間に子どもが怪我をして、当院の救急にお世話になったことがあったのですが、スタッフの対応がとても良くて、いい印象を持っていました。プリセプター制度があり、ブランクがあっても大丈夫と言われ、安心して復職できそうだったことに惹かれました。

春子:通勤圏内である千葉市で仕事を探していました。井上記念病院は通勤しやすい点が良かったです。面接中も私を迎えてくださっているような温かさを感じました。

井上記念病院でのお仕事はイメージ通りですか。

春子:入職する前から綺麗な病院というイメージがありましたので、そこはイメージ通りですね。ばたばたと忙しい病院なのかとも思っていましたが、そこまでではありません。広さもあり、絨毯が敷かれているからかもしれないですね。千葉駅に近く、賑やかな場所なのに、院内は放送がかかることがほとんどなく、静かなBGMが流れています。

現在のお仕事の内容を教えてください。

花子:看護全般です。バイタルサインのチェック、点滴の管理、採血、お薬、清拭、食事介助、医師の介助などですね。

お仕事のどんなところに遣り甲斐を感じますか。

花子:市役所での仕事は電話でのやり取りが多かったのですが、看護師は患者さんを前にしてお話しする仕事ですので、手応えを感じます。

病棟の雰囲気はいかがですか。

花子:私は平均年齢を上げています(笑)。私より若いけれども、看護師経験が長い先輩方からは厳しくも優しいアドバイスをいただいていて、いい雰囲気です。

春子:今はまだ覚えることが一杯なのですが、周りのスタッフが教えてくださっています。丁寧な指導があるので、働きやすい病棟です。分からないことはその場で聞けますし、忙しい中でも、先輩方からは私が気づかなかったことに対して「これもしておいた方がいいわよ」というフォローがあります。

井上記念病院に入職したとき、どういう研修があったのですか。

花子:中途採用者も4日間の研修を受けます。私はブランクが長かったので、電子カルテや看護記録、看護必要度が未経験でした。研修期間内に教えていただけたのは有り難かったですね。輸液ポンプやシリンジポンプの操作も習ったので、記憶を取り戻せました。

春子:マニュアルが書いてある研修ファイルをいただきます。私にとっては初めてのタイプの電子カルテでしたので、看護記録とともに個別に習いました。1台ずつ持ってきていただいて、研修を受けましたよ。電子カルテは操作期間が短かったので不安でしたが、開き方と記録の仕方を教えていただき、あとは病棟でその都度、尋ねました。

病棟では、どういう新人教育を行うのですか。

花子:入職後は3カ月、6カ月ごとにチェックリストによるチェックがありますので、自分の到達度を再認識できています。経験していない看護技術を経験させてくれる雰囲気がありますし、プリセプター以外の先輩方からもアドバイスがありますよ。

井上記念病院での勤務で、どんなことが勉強になっていますか。

花子:当院は点滴や内服薬などの確認が看護師の二者確認なんです。患者さんに安全な看護を提供することの必要性を学んでいます。また、栄養士や理学療法士を交えたカンファレンスがあり、看護師だけでなく、医療従事者全員が同じ意識を持って業務に当たれるというチーム医療も勉強になりますね。他職種との連携が密な病院だと思います。

春子:個別性を踏まえた看護を提供することが改めて勉強になっています。

福利厚生などはいかがですか。

花子:院内保育所がありますが、私は子どもが大きいので恩恵を受けてはいません(笑)。年休が繰り越せること、40日以上の繰り越しが発生したら、介護休暇に組み込むことができるというのが特徴でしょうか。忘年会や暑気払いもありますよ。近くの京成ホテルミラマーレで行っています。

春子:休み希望などはよく聞いてくださっています。特に不満に思うことはありません。

井上記念病院に入職を考えている看護師さんや看護学生にメッセージをお願いします。

春子:私の周囲にも電子カルテが不安だから復職できないという人は少なくありませんが、当院はしっかり教えてくれるので大丈夫ですよ。見学をお待ちしています。

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